面白い!素晴らしい!と思った個人の特許発明を紹介するシリーズ。
今回は、靴下の発明です。
『特許第6271058号(登録日:平成30年1月12日)』
今回ご紹介する発明はとてもシンプル!
このようなシンプルなものでも特許になるというお手本のようなものかもしれません。
世の中には様々な形の靴下が存在しますが、この発明の靴下は五本指ソックス。より詳しくは、足の指を入れる指袋と靴の内壁面との摩耗位置を変更することができる五本指ソックスです。
特許公報に掲載されている図を見てみましょう。
図を見て分かるように、5つの指袋のうち、中指袋を中心として左右対称に親指袋と小指袋、また、人差し指袋と薬指袋がほぼ同じ大きさに編み上げられています。
そのような構造により、上面と下面を反対にして履くことができるだけでなく、左右反対にしても履くことが可能なので、靴下の一部の箇所だけ(例えば親指袋だけ)が摩耗して穴があいてしまうのを遅らせることができます。
靴下の親指袋によく穴があいてしまうような人は、摩耗度合いを見ながら、上下反対にして履いたり、左右反対にして履けばいいわけですね!
今回ご紹介した発明のように、シンプルな構成の発明品でも特許となる場合があります。こんなんものでは特許にならないだろうなぁと最初からあきらめずに、専門家に相談してみてはいかがでしょうか?